拙著原作の映画「ふたつの月に濡れる」がテアトル新宿、シネマスコーレなどで上映されました

おかげさまで、思い出に残る一年でした。
拙著『ふたつの月に濡れる』が、同名映画(佐々木浩久監督・脚本)として劇場にて上映の運びとなり、さらに売店にて原作本をお取り扱いいただきましたこと、深い感謝とともにご報告申し上げます。
一冊の本が時を重ね、さまざまな方々の温かなご尽力を得て、静かな文字から、光と影の織りなす映像へと姿を変える――その過程を見守ることができましたのは、作家としてこの上ない幸せでございました。
劇場に足をお運びくださった皆さま、物語を手に取り、心に留めてくださった皆さまのお気持ちが、作品に新たな息吹を与えてくださったこと、胸に沁みる思いで存じます。
原作を支えてくださる読者の皆さま、映画化に携わってくださった多くの方々、そして作品をそっと迎え入れてくださった劇場の皆さまへ――あらためて深く御礼申し上げます。
これからも『ふたつの月に濡れる』が、皆さまの時間の片隅で静かに寄り添う物語であり続けますように。
※来年にDVD化になると聞いております。決まりました来年、またご報告させていただきます。
滝川杏奴 2025年12月7日



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人間を描きたい―。
小説を描きたいと思ったのは、少女時代からでした。
青年の主人公の前作「ふたつの月に濡れる」から、今度は恥ずかしながらも女性の性に、自分を重ねて書き下ろした「終わりなき夜に濡れる」。
やっと自分の中の“女”という存在理由の礎が作れた作品です。
これまでのロマンポルノ、伊丹映画、角川映画で培った英知と感覚の熾火を燃やしました。
どうかお手にとっていただけたら嬉しいです。
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