今年も残りわずかですね

コロナ禍の険しい状況を脱出、やっと拙作が原作の映画が完成の運びとなりました。

映画は別物といえども、自分の小説の登場人物たちから端を発した物語が、スクリーンで絵となり、セリフを奏でる光景は、人生でまたとない感動です。

さる吉日、リスペクトしている演出家さんをはじめ、映画スタッフのチームによる、新鮮な解釈がありがたく嬉しく、ああ、このような展開もあるのか、眼から鱗が落ちる体験をさせていただいた次第です。

世界には、たくさん「色彩」があることに気づく幸せ。

読者さまが思い浮かべてくださる映像は、きっと読者さまの数だけあるのでしょう。

自分は、私小説のようなことから作家デビューさせていただきましたが、晩年の今は、物語に癒されたくてフィクションを書いております。

その中で、誰もが、みな、「モノガタリスト」であり、それに癒され、日常の、あらゆる苦しみやストレスから救済されるのではないかな、と最近思うのです。

コロナ禍から、世界情勢が厳しくなり、メンタル面はかなりきつい現実の中、エンターティンメントの大切さを噛み締めています。先人たちが紡いできた映画、物語、音楽を味わう幸福。

楽しいこと、面白いこと、気持ちの良いこと、すべて、人生のプラスになる!

人類は、古今東西、多種多様の神話があり、それを信じてきた歴史の上に存在してきた。それゆえに悲しい争いもあるけれど、エンターテイメントでは、頭の中は「自由」だという信条を大事にしたい。創作や表現は、自由。

小説や映画を愛する「モノガタリスト」として、多幸感の共有こそを、自分はいま、もっとも大切にしています。

拙作の映画作品の公開日や詳細について、来年ご報告いたします!どうか、よろしくお願いします。

大きな怪我や病気をしないで、ご飯が食べられ、エンタメを愛でられる、そんな新しい年を迎えられますように!